X-アプリなどのデスクトップアプリの表示が小さい問題の解決方法
こちらは,Windows10 creaters update (2017/04~) 済でのOSでの
設定方法を紹介します.
Windows OS上で動かすソフトウエアには大別すると,デスクトップアプリ(いわゆるブラウザとかからダウンロードしてインストールするソフト)とストアアプリ(Windowsストア経由でダウンロード,自動インストールされるソフト)の2種類があると思います.
おそらくWindows 8の時代ぐらいからずっと抱えてきた問題の一つとして,
一部のデスクトップアプリにおいて,表示が小さくなるor表示がぼやけるという問題が発生していました.
これはディスプレイの解像度が高くなるにつれて顕在化してきた問題ですね.
WindowsOSにはデスクトップアプリの表示が解像度に対して小さい場合,自動で拡大する「仮想化DPI」という機能が備わっているのですが,この仮想化DPIが実行されると
無理やり表示を拡大するために表示がぼやけてしまっていました.
表示がぼやける例でいうと,設定などのwindows標準のアプリケーションがそうだったかと思います.
逆に,表示が小さくなってしまう例としてここでは,SonyのX-アプリを取り上げようと思います(というより今回はこの話がしたい).
ウォークマンを使っている方はおそらくみんな知っているであろう,X-アプリ.
しかし,最近のバージョン(おそらく,ver5.0~) ではインストール直後はデフォルトで表示が小さすぎるという問題が発生していました.これに対して,Sony側では現時点では対応困難なためか,ほぼ放置状態というで状況でした(下図参照).
これに対して,最近まで下記のような対応方法が取られていたようです.
しかし,この方法に従ってもうまくいく場合とうまくいかない場合があり,
パソコンに詳しくない人間からするとややこしいことこの上ないといった感じでした.
しかし,
Windows10 のCreaters Update後,仮想化DPIの機能が強化され,
この問題は比較的簡単に解決できるようになりました.
いつも通り,前置きが長くなりましたが,以下にその方法をX-アプリを例にとって紹介していこうと思います.
といっても,やることはシンプルです.
1.X-アプリのショートカット(デスクトップに表示されているアイコン)を右クリック
2.「プロパティ」を開く.
3.「互換性」タブをクリック.
4.「設定」の”高いDPIスケールの動作を上書きします”にチェックをつけ,実行元を「アプリケーション」ではなく「システム(拡張)」に変更.
5.「適用」or「OK」を押して,プロパティを閉じる.
6.ショートカットをクリックして,X-アプリを起動させる.
結果:デスクトップアプリの表示をほとんどぼやかすことなく,拡大することができました.
おそらく,同じような問題を抱えているデスクトップアプリにおいてもほぼ同様の設定変更のみで対応できると思います.
以上,デスクトップアプリの表示を大きくする方法でした.
したらば.
参考URL:
Windows10 Creators Updateの新機能!高DPI設定でのデスクトップアプリの表示を改善 PCまなぶ